2022年5月13日~18日
「森と街のがっこう」第1回の研修として、㈱渡辺梱包企画様 所有のトーヤの森を会場に、5泊6日の研修を開催しました。今回は森林作業道(森道)を作ることが研修のメインでしたが、様々なフィールドで活躍する参加者が集まり、森での遊びや参加者同士の交流など、森林に特化した社交場が生まれる時間になりました。
〈参加者〉85名(実践20名 / 見学50名 / スタッフ15名)
5月15日の集合写真。林業を目指すプレイヤーだけではなく、森の所有者、マウンテンバイカー、環境について考える経営者、公務員、大学生、デザイナー、カメラマンetc.各地からさまざまな方が参加。
技術を覚えたいガチプレイヤーと、森のことを知りたい一般参加者が混ざっての研修。一般の人はガチの人たちの熱量を感じ、ガチの人たちは一般の人たちがヤマ現場で楽しんでくれる空気を感じる。心地よい緊張感と楽しさに満たされた。
言葉では言い表せないのですが、 当事者で現場に居る時、 なんかすごい事が始まったと実感しました。 木材を切って売るだけが林業では無い。 環境や森林、森と関わりたい事業体が沢山居る中で、 人と森を繋いでる、森林に特化した社交場とも言える時間を ここ、トーヤの森で過ごしました。 —山主SNSより
出来上がった道の上を歩いて、バイクに乗って、通ることで、道が踏み固められ完成していく。
お昼は洞爺湖の湖畔で。
速度、効率、利益率…… そんなギスギスした事は一度置いておいて、 純粋に森の為に良いことって何だろう? どうしたら森が喜んでくれるだろう? (仮にそれが人間の浅知恵としても) 一人一人が、真剣に考えて行動する。 優劣的上下関係ではなく、 それぞれの得意分野を活かし、 互いに尊敬し合って、認め合って、 左右や斜めにも繋がり合い、 それが速度や効率に結果として繋がる 多様性と立体的な関係性。 今までこんな事はイメージはあっても 実際にそれが起きた事は無かったと思うので、 そういう意味でもすごい講習会になったと思います。 —参加者SNSより
道を作るとき最低限の伐採をした木を見学者も参加してその場で薪に。
研修内容は様々。ヤマとの付き合い方、チェーンソーの研ぎ方、体に負担をかけない道具の使い方、線形の考え方、チェーンソーオイルのこと、水との付き合い方、森での遊び方……盛りだくさん。
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